2012年3月9日のアーカイブ
- まどか☆マギカで思うのは、画面や作り方には興味があるし、新房さん・シャフト的な文脈で語るのも好きだけど、キャラクタードラマに関しては他の人に比べて情熱的な語りができないんだよなぁ。
- 東さんは、ウテナ当時の幾原さんの「最近の若い人はものすごく近い事(恋愛)か、ものすごく遠い話(戦争)にしか興味が無くて、真ん中が抜けている」という発言を、近景と遠景だけで構成され、中景がないセカイ系と絡めて話していましたね。
- 東さんは旧エヴァと新エヴァの比較を、近景(自己の問題)と遠景(世界の終末)だけで作られていた旧エヴァと、中景を描きつつある新エヴァという区別をしていたなぁ。でも中景を描くとエヴァじゃないじゃんという感じでも言ってた。
- まどか☆マギカ。魔法少女を中心としたシステムが、最終回まどかによって破壊されることでもたらされるカタルシス。ウテナもシステムからの革命を唱えているわけだよなぁ。
- まどか☆マギカは、現状の困難な問題を解決しようとする心意気は重要だし、そしてこの困難な問題を解決後に浮上する新たな問題に対しても、戦い抜いていくしかないという事を教えられた作品。システムは破壊しても、また次の戦いは厳然に存在し、それは生き続ける限り終わらない。
- ユリイカのまど☆マギのインタビューで虚淵さんは自身の作風であるバッドエンド症候群は乗り越えたって言ったけど、それが作家としてのゴールではない。一つの壁は越えたけど、生きる限りは作家として作品を世に送り出していかなければならない。まどか☆マギカもこんなお話だと思う。
- 『まどマギ』も『Rio』も、両方ともフラクタルシステムに回収されるものの、最後はターンエーガンダムの黒歴史に収斂されていくのだ。ふはははは怖かろう。
- 人気の高い作品って、けいおんやまど☆マギのように語られやすいと思っていたし、語られやすいことが人気の条件なのかなと思ってた。でも化物語は売上に対するほど語られる量が決してそこまで大きくないと思うと、この条件は違うのかなぁと思った。
- キルミーベイベーのアイキャッチって面白い。
- 全ては黒歴史の為に/魔法少女まどか☆マギカ私的考察~なぜ大ヒットしたのか~ t.co/DMru93Ra
- アマガミSSの島津裕行さんの絵コンテは良いなぁ。