魔法少女まどかマギカという作品を紐解く上で、川辺優原作・山口正人作画の漫画「修羅がゆく」との接点を考える必要がある。

魔法少女まどかマギカを修羅がゆく的に読み解くと、光和会の会長になった伊能は鹿目まどかであり、伊能に裏切られ復讐を誓いながらもなお伊能に想いがあった本郷は暁美ほむらであるといえるだろう。

魔法少女まどかマギカは、TVシリーズまでの物語だと「ああ播磨灘」との比較が面白いが、劇場版の新作までの物語だと「修羅がゆく」との比較が面白い。

リトバスリフレインはいいなぁ。展開も極まっているし、見せ方もいい。

るろうに剣心のクライマックスは石動雷十太編だと思う。

自治会費や区費を滞納して村八分にされる、もしくはバスの運賃の値上げに反対する運動を扇動していた黒幕が共産党だったりする、村の暗黒面を描いた「ガチのんのんびより」を見てみたい。

のんのんびよりを見ていると、アパッチ野球軍を思い出してしまう。

のんのんびよりやとなりのトトロは田舎で生きるのは良いよと、田舎をユートピア的に描く作品。対してアパッチ野球軍や火垂るの墓は田舎で生きる事の過酷さを描く作品。前者を代表するのが宮崎駿さんで、後者がアパッチ野球軍の演出でもあった高畑勲さん。二人の対照的側面の一つ。

「ガチのんのんびより」は農協が各農家に対して締めつけが厳しい描写、月一の村の清掃に参加しないと近隣から悪評が巻かれる、どんなに小さい運動でもその背後にいるのは共産党であることがわかる、などの展開が期待される。

2ヶ月前に、あの花の舞台になった秩父へ聖地巡礼に行ったが、ゆきあつのように土下座をしてきた。さらにその現場をたつざわさんに撮影して頂いた。あれは良い体験だった。

魔法少女まどかマギカ劇場版は極道マンガの傑作「修羅がゆく」を彷彿とさせる出来だったが、それ以上に暁美ほむらの生き様は昭和天皇にパチンコ玉を放った奥崎謙三を彷彿とさせる。

今後の「のんのんびより」には、上半身裸で農作業に従事するおばあちゃんが、農作物に向かって何かブツブツしゃべり続けている描写があれば、より作品内容に幅が出てくると思う。

パンダコパンダとのんのんびよりは似ている。

今後ののんのんびよりには仲代達矢が出演してくれることを期待したい。