2014年5月14日のアーカイブ
- オリジナルアニメの続編は、前作の商業的・作品的成功を受けてのものなのは前提だが、続編の趣旨として前作から引き継いだ世界観やキャラクターを固める徳川秀忠的な守成の立ち位置になりやすい。これは、なのは、シンフォギア、そしてラブライブを見ていて感じる。
- オリジナルアニメの1期は、企業でいえば創業の時であり、2期は継承の時期に当たるのかもしれない。この点で継承に当たる2期のアニメに、1期のような創業の時期だからこそできるのびのびとした作りを求めると、期待を裏切られる可能性もあるのかなと。
- オリジナルアニメの立ち上げは新規事業みたいなものと考えると、新規事業が成功して作られる続編は、新規事業の継続と拡大が主目的になるとなるから、1期の頃とは状況が全然違うのだろうなぁ。
- たまこまーけっととたまこラブストーリーは物語的には地続きの続編だが、前のツイートであげたオリジナルのアニメは、1期は企業でいう創業の時期、2期は継承の時期とは違う印象だ。たまこラは創業期より攻めている気もするし、守り一辺倒ではない作りかなぁと。
- 新海誠監督については、ほしのこえ当時を振り返ると、今後も一人でアニメを制作されるのかなと思っていたので。今のように企業のCMや中編等の商業映画で成功している未来は予想していなかった。2000年代のアニメを語る時に、ほしのこえは外せないと思った。