2013年2月12日のアーカイブ
- 琴浦さんは、1話のグレーな世界において真鍋と出会った事で一瞬に世界の色が変わるところ。4話最後の1話から使われている変わらない風景を見せつつ「変わったよ」と言う2つの「変わった」点を描いているのは注目したい点。琴浦さんは人は出会いで変わり、人とのやり取りで変わる点を描いた作品。
- 続き)1話の琴浦さんの世界の色が変わる変化は、ビジュアル通りに劇的な変化。4話最後の真鍋君に「変わった」と答える彼女は、劇的ではないが今までの1話Bパートから4話にかけての様々な出来事を通じて手に入れてきた変化。ただの変化だけでなく、様々な変化を描こうとしているのが伝わる。
- 私の中で、琴浦さんのもしくは監督である太田雅彦さんのギャグとシリアスの緩急の使い分けは、志村けんのコントを髣髴とさせる。
- 赤ずきんチャチャなどで大地丙太郎さん達が行ったキャラクター達のテンポが速い掛け合いについては、アニメ界の漫才ブームだと見ている。つまりB&Bのついていくだけで精一杯な早さを求める感じ。スピードさえあれば新しいことを表現できた時代。
- 琴浦さん5話。次の布石の為の一手を打ったような展開だったと思う。