アニメには1話1話にテーマがあり、無駄に思える描写も全ては繋がっている。
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好きなアニメ3本:ポケ戦、コンレボ、刀使ノ巫女
嫌いなもの:客観、論理、中立、是々非々という名の透明化
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2019年11月24日のアーカイブ
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ゾンビランドサガ:第12話『グッドモーニング アゲイン SAGA』感想ツイートまとめ #ゾンビランドサガ #zombielandsaga
挨拶で始まり、挨拶で終わる。”グッドモ… - 「ハイスクール・フリート」1話を視聴。物語は、小さな少女と大きな艦が挨拶を交わす過去から始まる。そこからは本作が「小がと大が対峙する話」なのだと仮説を立てることができる。
#はいふり - 実際、主人公の明乃は小ささ幼さを強く感じさせる造形をしている。ツインテールに同級生と比べても低い背、役職ではなくちゃん付けでの呼び方、艦長になれるとは自分でも思えない成績。指揮する晴風も、本来なら長を艦長とは呼ばない、小さな航洋艦クラス。
#はいふり - 同時に、彼女を補佐する副長を務めるましろは大きなものと戦っている。名字からすれば恐らく校長の娘でそれに恥じないようにとプレッシャーを感じているのだろうし、「ツキ」ほど対峙するのに大きい相手もそうはいない。
#はいふり - しかし、大きなものに対峙するのに自分も大きくなる必要はない。明乃の親友のもえかは小さな艦ならではの良さを語るし、古庄教官は明乃に自分の考える艦長に、晴風に相応しい館長になるよう励むことをアドバイスする。
#はいふり - 入学早々始まる海洋実習、2週間の小さな実習は、明乃達に大きく牙を剥く。方向の誤りとエンジントラブルによって、いきなりの「大」遅刻。それでも、それだけならさほど大きなものではなかったろう。
#はいふり - だが、彼女達を待っていたのは古庄教官の乗る猿島による実弾砲撃だった。遅刻に対する怒りであればあまりに大きな、過剰な攻撃が晴風に見舞われる。
#はいふり - それに対抗して明乃も実弾を……とは今回はならない。彼女達も大きくなろうとしても敵うものではない。彼女達がやるべきはむしろ小の強みを活かすこと。威力の「小」さな訓練弾の魚雷なら、沈むことはないから思い切って自分達も反撃することができる。
#はいふり - 明乃の決断によって、晴風はどうにか危機を脱する。怪我人もいないわけではないが、「大」怪我はない。そんなもの、「小」さい方がいいに決まっている。
#はいふり - しかし、事態は彼女達の想像を遥かに超えていた。古庄教官はなぜか、晴風の反乱によって猿島が「大」破したと報告する。海洋学校生にはあまりに「大」きな謎に巻き込まれ、明乃達の航海はこうして幕を開けた。
#はいふり - というわけで、ゾンサガの視聴を終えたので次ははいふりを視聴します。劇場版の公開日の1/18までに全部見るのは難しいかも知れませんが、公開期間中には間に合わせたい……OVAはTV放送するか分からんけど、尼プラ配信で追いかけられるな。
#はいふり - 本作がTV放送されたのは2016年4月。放送当時は特段の興味もなく、「日常系じゃなかった」という話を小耳に挟んだ程度で僕との縁は途切れていました。
#はいふり - それが変わったのは、僕にとって大切な作品である「刀使ノ巫女」での演出や絵コンテ、そして「みにとじ」の監督を務めた信田ユウさんが本作の監督であると知ったから。刀使ノ巫女のファンにもはいふりのファンの方は結構いましたし。
#はいふり - 劇場版も公開されるこのタイミングで再放送も始まり、周回遅れながら追いかけ始めるには絶好の機会。更新は週1回以上、曜日は不定期。ゾンサガの後枠が更新日の中心になるのでTOKYO MXの再放送からも遅れますが、ご容赦ください。
#はいふり - さてさて、明乃とましろが肩車して届く景色はどんなものなのか。楽しみに見ていきたいと思います。
#はいふり - はいふり感想、3話まで書けてるのでそのまま上げていきます。
- 「ハイスクール・フリート」2話。世界に反乱したことになってしまった晴風の少女たち。その小ささと、それが大きなものに立ち向かうために必要なものに触れていく回。
#はいふり - 幼き日のましろは母からブルーマーメイドの帽子を被せてもらうが、小さな彼女の頭には大き過ぎて風に飛ばされてしまった。「あの頃からずっとツイてない」彼女は小さいまま。大きくなりたくてもなれないまま。
#はいふり - 一方で、ましろ以上に小さな背丈と小さな成績で艦長になった明乃は艦内のあれこれに目を配る。バタバタしていたりもするけれど、早々に乗員の顔と名前を覚えるなど適応してもいる。
#はいふり - 晴風配属を「自分の能力より小さい」と感じているましろと、艦長職を「自分の能力より大きい」と感じている明乃。2人の姿は対照的で、しかしどちらか片方だけで晴風の指揮は務まらない。
#はいふり - カレー(食事)もお風呂も片方だけでは足りない。どちらもなければならないし、どちらも認めなければ生活は成立しない。1人で全ては背負えない。志摩が的確な回答や提案をしても、意味を聞き取れなければ仕方ないように。実弾の使用には艦長と副長両方の承認が必要になるように。
#はいふり - 攻撃してきたアドミラルシュペーから脱出した謎の少女。それを助けに向かう明乃が渡す艦長帽子には、「岬明乃」の名前がはっきり刻まれている。ましろがそれを受け取ることはただの代行引受ではない。明乃が艦長なのだと認めることだ。そして明乃から向けられた信頼を受け取ることだ。
#はいふり - 「海の仲間はみんな家族」。明乃は自分の大切なものを迷わず選び取る。けれど、シャワーを浴びる姿でも見られるようにその背中はやはりとても小さい。この上、親友のもえかからの救援を求められる通信まで彼女は背負えるのだろうか。
#はいふり - 「ハイスクール・フリート」3話。装備が自動化されても点検は大変、修理に来られない面々には食堂のメニューではなくおにぎりが振る舞われる。何かしらが姿を変えて役割を果たす。そういうお話。
#はいふり - これまでどうにか晴風を生存へ導いてきた明乃だが、もえかからの通信が気になって話も耳に入らない。彼女が艦長の役割を果たせないなら、他の人が代わりに役割を果たす必要がある。ましろと幸子は、休むのも艦長に必要だと明乃を諭す。
#はいふり - 頭を冷やして再びセーラー服に着替えた明乃は、今度は潜水艦・伊201に遭遇することになる。水上艦と潜水艦では、数値や装備が同じ基準で測れない。同じ役割を果たすには、自然と別のものを使う必要が出てくる。アクティブソナーをモールス信号代わりに使った結果は、回答のない攻撃。
#はいふり - 潜水艦相手の夜戦というこれまでと異なる状況に、適切な対応ができない明乃達。そこに目を覚まして現れたドイツの少女は、テキパキと不足を補っていく。まるで艦長と副長を1人でやっているかのよう。
#はいふり - しかしドイツと日本では装備もまるで異なるから、彼女がそこで全ての指揮を執ればOKとはならない。彼女の確かな経験と知識は、ここでは助言者へ姿を変えて役割を果たすことになる。
#はいふり - ラッパ手の万里小路を水測員を兼ねるように。給養員の面々が砲水雷運用員を兼ねるように。小さなものの集合体は、それぞれが姿を変えることで穴を埋める。魚雷を処分するための掃海具は潜水艦へ対抗するための道具になる。
#はいふり - なんとか伊201を退けた明乃は、ドイツ人の少女から彼女の乗っていたアドミラルシュペーで反乱のような不可思議な出来事が起きたことを聞く。1話以来外部とまともな接触を取れなかった晴風は、通信ではなく聞き取りで情報を得ることができた。
#はいふり - 少女が持っていた帽子は艦長のものだが、彼女は副長であって艦長ではない。艦長の帽子は彼女にとって、返すべき信頼を具現したものとなっている。前回ましろにそれを渡す立場だった明乃が協力しようと言うのは、心情としても自然だろう。
#はいふり - 横須賀女子海洋学校から下された全艦帰港命令によって、晴風の航路は暗夜を抜ける。しかし、相変わらず危険なものであることは変わりない。新たな仲間・ミーナを得た明乃達の行く手には、何が待ち受けているのだろう?
#はいふり