アニメには1話1話にテーマがあり、無駄に思える描写も全ては繋がっている。
レビューブログ「アニメとおどろう」運営者のTwitterアカウント。たまにガンプラも作ります。
好きなアニメ3本:ポケ戦、コンレボ、刀使ノ巫女
嫌いなもの:客観、論理、中立、是々非々という名の透明化
アイプラは井川葵に注力してました(引退)
2021年3月6日のアーカイブ
- 昨秋に書いたエヴァ記事をTwitterに放流しておく。なお、他のアニメレビューと並行できる気がしないので映画館には3/12(金)に向かう予定。
*観たから書けるとは限らない - 「エヴァ」の終わりが近づいている。1995年に放送されアニメ史に名を残した「新世紀エヴァンゲリオン」のリビルド(再構築)完結作「シン・エヴァンゲリオン劇場版?」が、3/8に公開される。
©カラー/Project Eva. ©カラー… twitter.com/i/web/status/1… - そして何より、自分と同じくエヴァに乗り自分以上に自己を表さない少女・綾波レイにシンジは自分を重ねる。
- 例えばレイとアスカはそれぞれシンジに恋心を懐くが、一般的にその恋はどちらか片方しか選ばれない。互換するようなことはない。また前作でシンジは決死の覚悟で戦わなければならないのは他の皆も同じと教えてもらったが、それは他の皆がエヴァに乗って戦えることまでは意味しない。
- 参号機に寄生していた第9の使徒によるエヴァ同士の戦いは、エヴァと使徒の領域の侵犯。
シンジの乗った初号機を強制操作し参号機を破壊させるダミーシステムは、シンジの自己と他者の領域の侵犯。
零号機とレイを取り込み識別信号を変化させる第10の使徒は、使徒とエヴァと人間の領域の侵犯。 - 「僕はエヴァンゲリオン初号機のパイロット、碇シンジです!」の台詞も、エネルギー切れ後のエヴァが覚醒するのも同じでも、シンジが戦う理由は旧シリーズとは違う。
- 意識を取り戻したシンジは、ミサト達の冷たい視線とエヴァに乗らなくていいという指示に困惑する。何の説明もされずにそんな対応をされれば混乱するのは当然だが、彼がそういう状況に置かれるのは初めてではない。
- そう、初めてエヴァに乗った時だって彼は事情も説明されず、再会した相手に冷たく指示を受けたのだ。エヴァ搭乗についての指示は逆になっていても――変わっていても、彼の置かれた状況は実はあまり変わっていない。
- ミサトが艦長を務める巨大戦艦ヴンダーの迫力の発艦シーンを見れば、私達は嫌でもエヴァが新たなステージへ進んだことを認識せざるを得ない。
しかし一方で、世界はその様相に比してあまり変わっていない。 - エヴァの呪縛によってアスカとマリの肉体は成長を止めているし、再会したゲンドウは月日の流れなど無かったようにまた冷たくエヴァへの搭乗をシンジに命じる。
- 運命を仕組まれた子供達は、そうしてこの「Q」でも変化と変えられないものの狭間で翻弄されることになる。エヴァに乗ることは変わらぬ良いことだと信じたいシンジはサードインパクト同様にフォースインパクトを起こしかけ、カオルは結局は旧シリーズ同様罠にかけられ死ぬ。
- ままならぬ変化の物語として「序」「破」「Q」は幕を閉じた。
それだけもがいてあがいたその先だからこそ、「シン・エヴァンゲリオン劇場版?」はようやく姿を現せるのだ。 - ままならぬ変化の物語としてのエヴァ――「ヱヴァンゲリヲン新劇場版」3作
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