アニメには1話1話にテーマがあり、無駄に思える描写も全ては繋がっている。
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好きなアニメ3本:ポケ戦、コンレボ、刀使ノ巫女
嫌いなもの:客観、論理、中立、是々非々という名の透明化
アイプラは井川葵に注力してました(引退)
2020年6月19日のアーカイブ
- 「コンクリート・レボルティオ」14話。柴は爾朗と自分の何が違うと問う。彼がメガッシンで革命派(の超人)を守ろうとしていたことは、確かに爾朗と互換して見える。だがそれは、両者が同じことを意味するのだろうか?
©BONES・會川 昇/… twitter.com/i/web/status/1… - それは公共保安隊に超人課や警視庁が組み込まれた訓練でも言えて、武力を有する点ではそれらは互換性や代替性を持っている。だが警察と軍隊は仲が悪いと昔から決まっている。互換性があることは同一であることを意味しない。
#コンレボ - 今回、柴は爾朗と互換する存在であることを強調される。奇Χに乗り、超人と戦うことに疑義を抱き、その過去は爾朗と因縁深いクロードと同じようなものであったことが語られる。
#コンレボ - 互換性ある彼の登場に、柴はかつての自分に戻ることも許されない。彼は心の底で、自分も正義の存在になれると信じていた。その心こそは爾朗を代替する鍵であり、またその心あればこそ柴は悩み苦しむ。
#コンレボ - 爾朗はその苦しみの檻を、秋田課長を始めとする超人課の皆の助けによって曲がりなりにも突破(脱退)できた。だが柴にはそういったものはない。爾朗の代替はできても、同じ結果は導けない。
#コンレボ - 柴が爾朗と同じように超人を守ろうとした時、爾朗と同じ結果は待っていない。彼の元いた立場は爾朗とは別のものであって、そことの連続性や復元力は爾朗とは同じようには働かない。
#コンレボ - だから柴は鷲巣を破壊する。かつての自分と互換する存在を無くせばそこに戻れるとでも言うように。そこから互換性のあるパーツを抜き出せばかつての自分と連続できるとでも言うように。
#コンレボ - けれど、互換性があってもやはりそれは同一ではないのだ。鷲巣という唯一の存在はただ失われ、柴はけして元には戻らない。柴はもう1人の爾朗だが、爾朗そのものではない。
#コンレボ - 余りにも悲しいその存在を、「超人」を、爾朗は守ると宣言する。2人の立つ高さは違う。誰かと共に戦えるとしても、その役割を背負えるのは、やはり爾朗だけなのだ。
©BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会
#コンレボ pic.twitter.com/kClB6lYCwX - というわけでコンレボ14話(2期目1話)のレビューでした。描写量は柴メインなのだけど全体としては爾朗のオンリーワンが浮かび上がる、「主人公」のお話だなと思います。
#コンレボ - レビューでは省きましたが、「怪獣とアルクス」「怪獣や虜囚の囮」「グロスオーゲンとS遊星人」「笑美の封印とフューマー」「私の大切な人と私たちの大切な人」など「互換性あるけど別物」の描写が今回本当に豊富。
#コンレボ - さて、次回は15話「宇宙を臨むもの」。これも色々と驚きたっぷりのお話ですので再視聴が楽しみです。
©BONES・會川 昇/コンクリートレボルティオ製作委員会
#コンレボ pic.twitter.com/cgJbEFGeI5 - #ワタル七魂
#魔神英雄伝ワタル
#アニメとおどろう
「魔神英雄伝ワタル 七魂の龍神丸」3話レビュー~救世主の欠片~ - アニメとおどろう
dwa.hatenablog.com/entry/2020/06/… - 正義を考える人、コンレボ見ようず